2012年 05月 17日
胃ポリープ切除で入院<その2>切除手術と入院生活
昨日の記事に書いたプロセスにより、私の胃ポリープ切除が決まったわけですが、最近は日帰り手術などの選択肢もある中、私の場合は入院手術でした。
まあ、専業主婦の私は休めない事情とかないので、特に問題ないけどね。
~入院1日目~
手術前日の午後1時、いよいよ病院入り。
2~3日で退院できると思い込んでいたので、奮発して個室にしちゃいました♪
写真は撮らなかったけど、とってもきれいで快適!
トイレ、洗面台、クロゼット、テレビ、冷蔵庫、ソファとテーブル、貴重品入れと必要なものは十分揃ってます。
部屋に入ってすぐ、身長・体重・血圧などを測って入院問診票を書いたら、「はーい、ありがとうございます!」と看護師さんが出て行ってしまい、その後ずっと放置。。。
翌日の手術の予定も聞いてないし、このあと私どうしたら???とナースステーションに聞きに行ったところ、「先生が忙しくてmitanさんの入院予定表がまだ出てないのよ~。」とな。
おまけに私の入退院担当の看護師さんは今日は休みなんだと(-_-;
しばらくして別の看護師さんが説明に来てくれて、この日は採血のみで、夕食は普通に食べて21時から絶飲食だと。
結局、翌日の手術時間は決まっておらず、先生の外来が空いた時間に行われるとのことでした。
ちゃんと病院のタイムテーブルに沿っていろいろ動いてるんだろうけど、私の性格からして、次何やるかわかってないとなんとなく不安なのよね(^^;
夕方になって看護師さんが採血にやってきました。
まだ入って3週間の新人さん。見るからに初々しい感じです♪
私の極太の腕はもともと血管が出づらいので、いつも右手の決まった場所からとるんだけど、どうも量が足りなかったようで、左手から追加で採血しようとしたけど案の定失敗(T_T)
ベテランの看護師さんが再度右手で挑戦し、無事採血終了しました。ほ。
注射器を引いて赤い血が出てこなかった瞬間を見たのは初めてで、さすがにちょっと驚いたけど(笑)、経験を積むことでしか技術も自信もつかないもんね。
すっかり意気消沈で平謝りしていった新人さん、自信を無くさずこれからも頑張ってほしいなぁ。
ってか、こんなところでおデブの弊害が出るとは、私ももっと痩せないと(^^;
18時においしく夕食をいただき、持ってきたマンガやDVDで暇をつぶし、21時過ぎに就寝。
私の個室はナースステーションのすぐ横だったので、一晩中明るくて物音が聞こえてるのと、ベッドが固くて熟睡できなかったけど、おおむね快適に朝を迎えられました。
~入院2日目~
いよいよ手術当日。
朝は絶飲食で、手術着に着替えて点滴を装着し、お部屋で声がかかるのを待ちます。
看護師さんの予想では、午前中の外来の最後だから12時~1時ぐらいじゃないかとのことだったけど、思ったより早めの11時頃呼ばれました。
看護師さんに内視鏡室まで連れていってもらい、人間ドックや一般検査の皆さんと一緒に順番を待ちます。
手術といっても内視鏡手術だから、あまり特別感はないのね。
切除手術のときは、鼻からではなく口から内視鏡(T_T)
淡い期待を抱いていた全身麻酔ではありませんでした。。。
でも、苦手な旨伝えると、鎮静剤(麻酔ではないがうとうとした状態になる)を打ってくれることになりました♪
のど麻酔やら鎮静剤やら2つの飲み物と2つの注射を打たれて、いざ手術開始!
鎮静剤をうつと、うとうとと軽い睡眠状態になってあまり嫌悪感を感じないと聞いていたんだけど、全然効いてない!!!
緊張しているせいか手術だから内視鏡が太いのか、いつもよりおえおえ感もひどく、すごい苦痛ー!!
しかも、ポリープが思っていたより大きかったとのことで、何度も内視鏡を出し入れして分割切除したので時間もかなりかかった様子。
結局どのぐらいかかったかはわからなかったけど、私の精根尽き果てる頃、大きな2個のポリープが無事切除されました。
もうろうとしながら切除されたポリープを見せてもらったら、小さいビー玉ぐらいはあったかな。
赤黒くてこわーい色をしてました。。。
鎮静剤を打っていたのでベッドに乗せられたまま病室に戻ると、ダンナが病室で待っていてくれました。
でも、今頃になって鎮静剤が効いてきたのか、病室に戻ってからはほとんど寝てました。
ダンナが帰った後も、なんだかふわふわした感じ。
一度鎮静剤を打つと、長い人では24時間ぐらいうつろな状態が続くこともあるんだって。
もっと早く効いてほしかったよ。。。
肝心の胃のほうは、ガスがたまるとキリキリ痛くなって、おならが出ると治る。。。というのを2時間ほど繰り返し、そのあとは特に痛みやむかつきもありませんでした。
もちろんまだまだ絶飲食。
点滴のおかげかお腹もすかず、不思議とのども乾きませんでした。
~入院3日目~
手術時に出血があったので、経過観察のためにまた内視鏡(涙)
9時過ぎに早くもお声がかかり、再び内視鏡室へ。
私の手術は壮絶(?)だったのか、恥ずかしいぐらいに看護師さんたちに「大丈夫だった??」と声をかけられました(^^;
あれだけツライ内視鏡検査のあとなので、今回は鎮静剤なしでも楽勝♪(もちろんおえおえしたけど)
どうやら出血も止まっているようで、まずはひと安心。
先生に「明日からお食事始めましょう」と言ってもらえました(^^)
・・・ん?明日からお食事って??
この時点で入院3日目。。。
明日からお食事ってことは、明日も入院してるってことだよね!?
長くても3泊4日で退院するつもりだった私、急に不安になって看護師さんに半泣きで聞いてみると、5~7日ぐらいじゃないかしら?とのこと。。。
その後の先生が来てくれて、「ポリープが思ったより大きかったし、切除時に出血もあったので、慎重に経過を見る必要があります。もう少しゆっくり入院しましょう。」と言われてしまいました(T_T)
夜から胃酸を中和する液体薬と胃の粘膜を保護する液体薬が始まり、この日も引き続き絶飲食。
胃の痛みやむかつきはほとんどありませんでした。
~入院4日目~
朝から飲料が解禁!といっても、水とほうじ茶とポカリのみ。
極端に熱いものや冷たいものも避けるので、2リットルのミネラルウォーターのペットボトルを常温で常備しました。
もともとそんなに水分取らない方なので、飲めなくてもそれほど苦痛じゃなかったけど。
入院が長引いてしょんぼりしていたところに、naoちゃんがお見舞いに来てくれました!
元気の出るビタミンカラーのアレンジ、すっごく素敵!
宇都宮の素敵花屋「にこぐさ」でわざわざ買ってきてくれました(^^)
他にも重いのに、小説やマンガなどの暇つぶしグッズもたくさん持ってきてくれてホントにうれしかった。
たくさんおしゃべりして気分もすっかり晴れました(^^)
そしてこの日の夕食から、食事が始まりました!
・・・といってもすべて飲み物ですけど(^^;
お粥のお汁(米粒なし)と、うどんのおつゆのみと、オレンジジュース。
こんなにおつゆがおいしく感じたことはありません(笑)
このお粥のお汁は、もちろん味はついてないし、食べる(というか飲む)のは結構悩ましいけど、とりあえずありがたく完食。
初めて口から物を入れてみたわけだけど、胃のほうは特に問題なし。
食べてなくてもお通じもあるものね。
ただ、点滴が血管から漏れて腕がパンパンに腫れてしまっていたので、夜になって点滴を左手から右手に挿し直すことに。
このときも、なかなかいい血管が見当たらず看護師さん四苦八苦。。。
でもこの日はベテラン看護師さん、挿しづらい内側の細い血管をしっかりとらえ、前よりも快適になりました♪
あー、まじで痩せないと(^^;
~入院5日目~
これぐらいになると、だいぶ入院生活にも慣れてきて、生活リズムもつかめてきました(^^)
朝6時、看護師さんが様子見がてら起こしに来て、血圧と検温。
6:30頃、おしぼりとほうじ茶と新聞が届きます。
新聞なんて久しぶりなので、意外と楽しく見てました(^^)
おかげで、7月に日光で真央ちゃんらのアイスショーがあるとの情報Get♪
7時に朝ご飯。
この日はまだお汁食。。。
隣の部屋のおじさん、食事が終わると食器をカンカン鳴らして「終わったよー」と叫び続けるのはやめてほしい。。。
7:30頃から先生の回診が始まります。
大学病院じゃないけど、数人の先生がぞろぞろとやってきます。
その後は、検査などがなければお昼まで自由時間。
お掃除のおばちゃんたちが行ったり来たりするけど、特に気にすることなくマンガを読んだり、パソコンでDVDを観たり。
前から気になってた「ちはやふる」、すごいおもしろかった!!
こうしてると、インターネットがつながらないだけで、どこへも出かけない日に自宅でやってることとそれほど変わんないのでは?と思ったりもするけど、こんな青空の日に「出かけない」ではなく「出かけてはいけない」というのはやっぱりさみしいことね。
12時にお昼ご飯を済ませると、ダンナがお見舞いに来てくれました。
ちなみに面会時間は13時~19時まで。
1日に数回、血圧と検温のために看護師さんものぞきに来てくれます。
入院が長引いたので見舞いに来たいと言っていた両親にも電話。
もちろんありがたいけどそれほど重病じゃないし、遠くて時間も交通費もかかるので、治ったらその分でごちそうしてくれ!とお願いしておきました(^^)
母からは「これを機会に痩せて帰っといで!」と。。。
そして夕方、ずぅーっとつながれていた点滴がやっと終了~!!
点滴つけてても自由に歩き回れるのでそれほど不自由じゃなかったけど、両手が自由に使えるのはやっぱり楽ちん♪
点滴が終わったので、この日から錠剤のお薬が始まり、食前2種、食後2種の4種類の薬を飲むようになりました。
18時に夕食が出て、夜はだいたい21時過ぎに看護師さんが一度見回りに来るけど、個室なので消灯時間は厳しくないみたい。
スマホやテレビも音を出さなければ、特にうるさく言われませんでした。
でもあいかわらず外の音はだだ漏れ(^^;
隣の病室のおじさんが、「いてーよー」とか「看護婦さーん」とか夜中に大声で叫んでたり、看護師さんたちが噂話してたり。
ま、病棟だからそんなもんよね。。。
~入院6日目~
昨日点滴が取れたので、やっとシャワーを浴びられる~♪
それまでは体拭き用のおしぼりタオルがもらえるんだけど、やっぱりなんかさっぱりしない。
髪の毛はべとべとだしね。。。
入浴時間は10時~15時まで。
30分単位で、浴室前のホワイトボードに名前を書いて予約します。
朝イチでシャワーを浴びて、はースッキリ♪
久しぶりのシャワーで気分もリフレッシュできました(^^)
そして、この日からご飯が5分粥になりました!
お肉と野菜とフルーツ付き♪
もちろん全体的に味は薄めで、ゆでたり蒸したりしてるのが多かったな。
30回咀嚼を心がけてゆっくり食べました。
胃の調子もまったく変わりなく、順調な様子。
お通じがゆるいのが気になっていたけど、固形物をほとんど食べてなかったんだから当たり前といえば当たり前よね(^^;
午後からまたダンナがお見舞いに来て、テレビで一緒に競馬観戦。
途中で看護師さんが検温に来たんだけど、病気の奥さんの病室で競馬を見るダンナって、いったい彼女の眼にはどんなふうに映ったのでしょうか(笑)
~入院7日目~
ここまで経過もかなり順調。
朝の回診で、先生からも「明日退院で問題なさそうですね」と言ってもらえました(^^)
食事はこの日から全粥。やっと食べ応え出てきた感じで嬉しい♪
ますます咀嚼には注意したけど、問題なく食べられました。
しかし、7日目ともなると検査もなく朝からやることなし。。。
ひたすら本を読んだりゲームしたりDVD見たりして暇をつぶしてました。
こんなに長く入院するってわかってたら、もっといろいろできたのになんかもったいない!
結局DVDは全部で6本鑑賞。
一番おもしろかったのは「ツレがうつになりまして。」。
うつ病の話だけど、夫婦や家族の絆を感じられる、心がほっこりする映画でした♪
かたや東野圭吾原作で期待していた「夜明けの街で」はがっかり。
ちょっとはサスペンスかなと思ってたのに、深キョンのまったく色気のないラブシーンと岸谷五朗の不倫におぼれる滑稽なオヤジぶりがイタかった。。。
naoちゃんから原作本も借りてたんだけど、読む気もちょっと失せた。
昼食も夕食も問題なくたいらげ、看護師さんに翌日のスケジュールを確認して就寝。
このまま痛みや急変なく過ごし、翌朝普通の白飯で朝食を食べて問題なければ、朝の回診で先生から退院確定してもらえるとのこと。
合格発表を待つような気分で布団に入りました。
・・・が、入院生活最後になるであろう夜は、看護師さんたちの恋バナがあまりにうるさくて寝られず。。。
私も積極的に参加したいタイプですが、さすがに注意させていただきました(^^;
~入院8日目~
いよいよ退院予定の日!
朝ご飯にとうとう白飯登場~!!
やっぱりずっとお粥食べてると、白いご飯はかなり歯ごたえを感じるものなのね。
いつも以上によく噛んでしっかり完食。
胃の調子も特に痛くなったりむかついたりしませんでした。
朝食の途中で、早くも先生の回診。
私の様子をそれほど注意深く見る感じでもなく、「大丈夫そうですね~。じゃあ今日退院で!」と、あっさり退院確定が出ました(^0^)
実は週末にゴルフの予定を入れていたので、やってもよいか聞いてみると、「やってもいいけど無理しないように。それと、近くの救急病院探しておいてね」との回答。。。
救急病院探してまでやるのもなぁ。。。と思い、さすがに自粛することにしました(^^;
食事が終わった後は、退院に向けて、9時から栄養士さんの栄養指導。
退院後、どんなことに気を付けて、どんなものを食べたらよいか、詳しく教えてくれました。
胃ポリープの切除痕は胃潰瘍と同じ状態になるので、基本胃潰瘍の人と同じ食生活になるらしい。
アルコール、炭酸飲料、カフェイン、揚げ物、辛いもの、しょっぱいもの、消化に悪いものはできるだけ控えなくてはいけません。
全部が「禁止!」ってほどでもないんだけど、控えなくちゃいけないものがたーくさん!
アルコールはどうせ飲めないからいいけど、から揚げとかラーメンとかカレーとか、大好きなコーヒー牛乳も。。。
しかもそれをできれば3か月ぐらい続けてほしいと!
「えー!3か月も!?」と驚いたら、「とりあえず1か月ぐらいは続けて、そこから徐々に慣らしていくように頑張ってください」とのこと。
こうしてみると、私って胃に負担がかかるようなものばっかり好きなんだなーとか、なーんにも気にせずに好きなものを食べられるってすごくありがたいんだなーと実感。。。
だからって、「脱・こってり!」とか突然「マクロビ!」とか言わないけど、早く今までどおりおいしいものを食べられるように、しばらく頑張ってみようと思います。
栄養指導が終わって、入院費用の請求書を受け取ったら、帰り支度を整えていよいよ退院!
ナースステーションにごあいさつして、11時過ぎに病棟をあとにしました。
看護師さんたちはみんないつも明るくて、何か相談するとすごく親身に聞いてくれて、迅速に対応してくれました。
ま、ちょいちょい問題もあったけど、私たちのために一生懸命やってくれる姿はとても好感がもてました。
とても責任ある大変な仕事だけど、彼女たちの笑顔や献身が患者さんたちの励みになっているんだろうな。
1階のお会計で入院費を支払い(もちろんクレジットカードで!)、医療保険請求用の診断書をお願いして、すべての手続き終了。
こうして7泊8日の入院生活も無事終わりました!
思ってたより長丁場になっちゃったので途中不安になったりもしたけど、私のポリープはほんとに大きかったし、ここで切除しておいて本当に良かったと思う。
これから1カ月は食事制限に気を付けて、2週間後の診察までは、しばらくおとなしく暮らしたいと思います。。。
ちなみに入院1週間で、なんと2キロ減♪
むふふ。この調子でもっとやせるとよいな~(^^)
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました!!
はぁ~とんかつ食べたい。。。(T_T)
まあ、専業主婦の私は休めない事情とかないので、特に問題ないけどね。
~入院1日目~
手術前日の午後1時、いよいよ病院入り。
2~3日で退院できると思い込んでいたので、奮発して個室にしちゃいました♪
写真は撮らなかったけど、とってもきれいで快適!
トイレ、洗面台、クロゼット、テレビ、冷蔵庫、ソファとテーブル、貴重品入れと必要なものは十分揃ってます。
部屋に入ってすぐ、身長・体重・血圧などを測って入院問診票を書いたら、「はーい、ありがとうございます!」と看護師さんが出て行ってしまい、その後ずっと放置。。。
翌日の手術の予定も聞いてないし、このあと私どうしたら???とナースステーションに聞きに行ったところ、「先生が忙しくてmitanさんの入院予定表がまだ出てないのよ~。」とな。
おまけに私の入退院担当の看護師さんは今日は休みなんだと(-_-;
しばらくして別の看護師さんが説明に来てくれて、この日は採血のみで、夕食は普通に食べて21時から絶飲食だと。
結局、翌日の手術時間は決まっておらず、先生の外来が空いた時間に行われるとのことでした。
ちゃんと病院のタイムテーブルに沿っていろいろ動いてるんだろうけど、私の性格からして、次何やるかわかってないとなんとなく不安なのよね(^^;
夕方になって看護師さんが採血にやってきました。
まだ入って3週間の新人さん。見るからに初々しい感じです♪
私の極太の腕はもともと血管が出づらいので、いつも右手の決まった場所からとるんだけど、どうも量が足りなかったようで、左手から追加で採血しようとしたけど案の定失敗(T_T)
ベテランの看護師さんが再度右手で挑戦し、無事採血終了しました。ほ。
注射器を引いて赤い血が出てこなかった瞬間を見たのは初めてで、さすがにちょっと驚いたけど(笑)、経験を積むことでしか技術も自信もつかないもんね。
すっかり意気消沈で平謝りしていった新人さん、自信を無くさずこれからも頑張ってほしいなぁ。
ってか、こんなところでおデブの弊害が出るとは、私ももっと痩せないと(^^;
18時においしく夕食をいただき、持ってきたマンガやDVDで暇をつぶし、21時過ぎに就寝。
私の個室はナースステーションのすぐ横だったので、一晩中明るくて物音が聞こえてるのと、ベッドが固くて熟睡できなかったけど、おおむね快適に朝を迎えられました。
~入院2日目~
いよいよ手術当日。
朝は絶飲食で、手術着に着替えて点滴を装着し、お部屋で声がかかるのを待ちます。
看護師さんの予想では、午前中の外来の最後だから12時~1時ぐらいじゃないかとのことだったけど、思ったより早めの11時頃呼ばれました。
看護師さんに内視鏡室まで連れていってもらい、人間ドックや一般検査の皆さんと一緒に順番を待ちます。
手術といっても内視鏡手術だから、あまり特別感はないのね。
切除手術のときは、鼻からではなく口から内視鏡(T_T)
淡い期待を抱いていた全身麻酔ではありませんでした。。。
でも、苦手な旨伝えると、鎮静剤(麻酔ではないがうとうとした状態になる)を打ってくれることになりました♪
のど麻酔やら鎮静剤やら2つの飲み物と2つの注射を打たれて、いざ手術開始!
鎮静剤をうつと、うとうとと軽い睡眠状態になってあまり嫌悪感を感じないと聞いていたんだけど、全然効いてない!!!
緊張しているせいか手術だから内視鏡が太いのか、いつもよりおえおえ感もひどく、すごい苦痛ー!!
しかも、ポリープが思っていたより大きかったとのことで、何度も内視鏡を出し入れして分割切除したので時間もかなりかかった様子。
結局どのぐらいかかったかはわからなかったけど、私の精根尽き果てる頃、大きな2個のポリープが無事切除されました。
もうろうとしながら切除されたポリープを見せてもらったら、小さいビー玉ぐらいはあったかな。
赤黒くてこわーい色をしてました。。。
鎮静剤を打っていたのでベッドに乗せられたまま病室に戻ると、ダンナが病室で待っていてくれました。
でも、今頃になって鎮静剤が効いてきたのか、病室に戻ってからはほとんど寝てました。
ダンナが帰った後も、なんだかふわふわした感じ。
一度鎮静剤を打つと、長い人では24時間ぐらいうつろな状態が続くこともあるんだって。
もっと早く効いてほしかったよ。。。
肝心の胃のほうは、ガスがたまるとキリキリ痛くなって、おならが出ると治る。。。というのを2時間ほど繰り返し、そのあとは特に痛みやむかつきもありませんでした。
もちろんまだまだ絶飲食。
点滴のおかげかお腹もすかず、不思議とのども乾きませんでした。
~入院3日目~
手術時に出血があったので、経過観察のためにまた内視鏡(涙)
9時過ぎに早くもお声がかかり、再び内視鏡室へ。
私の手術は壮絶(?)だったのか、恥ずかしいぐらいに看護師さんたちに「大丈夫だった??」と声をかけられました(^^;
あれだけツライ内視鏡検査のあとなので、今回は鎮静剤なしでも楽勝♪(もちろんおえおえしたけど)
どうやら出血も止まっているようで、まずはひと安心。
先生に「明日からお食事始めましょう」と言ってもらえました(^^)
・・・ん?明日からお食事って??
この時点で入院3日目。。。
明日からお食事ってことは、明日も入院してるってことだよね!?
長くても3泊4日で退院するつもりだった私、急に不安になって看護師さんに半泣きで聞いてみると、5~7日ぐらいじゃないかしら?とのこと。。。
その後の先生が来てくれて、「ポリープが思ったより大きかったし、切除時に出血もあったので、慎重に経過を見る必要があります。もう少しゆっくり入院しましょう。」と言われてしまいました(T_T)
夜から胃酸を中和する液体薬と胃の粘膜を保護する液体薬が始まり、この日も引き続き絶飲食。
胃の痛みやむかつきはほとんどありませんでした。
~入院4日目~
朝から飲料が解禁!といっても、水とほうじ茶とポカリのみ。
極端に熱いものや冷たいものも避けるので、2リットルのミネラルウォーターのペットボトルを常温で常備しました。
もともとそんなに水分取らない方なので、飲めなくてもそれほど苦痛じゃなかったけど。
入院が長引いてしょんぼりしていたところに、naoちゃんがお見舞いに来てくれました!
元気の出るビタミンカラーのアレンジ、すっごく素敵!
宇都宮の素敵花屋「にこぐさ」でわざわざ買ってきてくれました(^^)
他にも重いのに、小説やマンガなどの暇つぶしグッズもたくさん持ってきてくれてホントにうれしかった。
たくさんおしゃべりして気分もすっかり晴れました(^^)
そしてこの日の夕食から、食事が始まりました!
・・・といってもすべて飲み物ですけど(^^;
お粥のお汁(米粒なし)と、うどんのおつゆのみと、オレンジジュース。
こんなにおつゆがおいしく感じたことはありません(笑)
このお粥のお汁は、もちろん味はついてないし、食べる(というか飲む)のは結構悩ましいけど、とりあえずありがたく完食。
初めて口から物を入れてみたわけだけど、胃のほうは特に問題なし。
食べてなくてもお通じもあるものね。
ただ、点滴が血管から漏れて腕がパンパンに腫れてしまっていたので、夜になって点滴を左手から右手に挿し直すことに。
このときも、なかなかいい血管が見当たらず看護師さん四苦八苦。。。
でもこの日はベテラン看護師さん、挿しづらい内側の細い血管をしっかりとらえ、前よりも快適になりました♪
あー、まじで痩せないと(^^;
~入院5日目~
これぐらいになると、だいぶ入院生活にも慣れてきて、生活リズムもつかめてきました(^^)
朝6時、看護師さんが様子見がてら起こしに来て、血圧と検温。
6:30頃、おしぼりとほうじ茶と新聞が届きます。
新聞なんて久しぶりなので、意外と楽しく見てました(^^)
おかげで、7月に日光で真央ちゃんらのアイスショーがあるとの情報Get♪
7時に朝ご飯。
この日はまだお汁食。。。
隣の部屋のおじさん、食事が終わると食器をカンカン鳴らして「終わったよー」と叫び続けるのはやめてほしい。。。
7:30頃から先生の回診が始まります。
大学病院じゃないけど、数人の先生がぞろぞろとやってきます。
その後は、検査などがなければお昼まで自由時間。
お掃除のおばちゃんたちが行ったり来たりするけど、特に気にすることなくマンガを読んだり、パソコンでDVDを観たり。
前から気になってた「ちはやふる」、すごいおもしろかった!!
こうしてると、インターネットがつながらないだけで、どこへも出かけない日に自宅でやってることとそれほど変わんないのでは?と思ったりもするけど、こんな青空の日に「出かけない」ではなく「出かけてはいけない」というのはやっぱりさみしいことね。
12時にお昼ご飯を済ませると、ダンナがお見舞いに来てくれました。
ちなみに面会時間は13時~19時まで。
1日に数回、血圧と検温のために看護師さんものぞきに来てくれます。
入院が長引いたので見舞いに来たいと言っていた両親にも電話。
もちろんありがたいけどそれほど重病じゃないし、遠くて時間も交通費もかかるので、治ったらその分でごちそうしてくれ!とお願いしておきました(^^)
母からは「これを機会に痩せて帰っといで!」と。。。
そして夕方、ずぅーっとつながれていた点滴がやっと終了~!!
点滴つけてても自由に歩き回れるのでそれほど不自由じゃなかったけど、両手が自由に使えるのはやっぱり楽ちん♪
点滴が終わったので、この日から錠剤のお薬が始まり、食前2種、食後2種の4種類の薬を飲むようになりました。
18時に夕食が出て、夜はだいたい21時過ぎに看護師さんが一度見回りに来るけど、個室なので消灯時間は厳しくないみたい。
スマホやテレビも音を出さなければ、特にうるさく言われませんでした。
でもあいかわらず外の音はだだ漏れ(^^;
隣の病室のおじさんが、「いてーよー」とか「看護婦さーん」とか夜中に大声で叫んでたり、看護師さんたちが噂話してたり。
ま、病棟だからそんなもんよね。。。
~入院6日目~
昨日点滴が取れたので、やっとシャワーを浴びられる~♪
それまでは体拭き用のおしぼりタオルがもらえるんだけど、やっぱりなんかさっぱりしない。
髪の毛はべとべとだしね。。。
入浴時間は10時~15時まで。
30分単位で、浴室前のホワイトボードに名前を書いて予約します。
朝イチでシャワーを浴びて、はースッキリ♪
久しぶりのシャワーで気分もリフレッシュできました(^^)
そして、この日からご飯が5分粥になりました!
お肉と野菜とフルーツ付き♪
もちろん全体的に味は薄めで、ゆでたり蒸したりしてるのが多かったな。
30回咀嚼を心がけてゆっくり食べました。
胃の調子もまったく変わりなく、順調な様子。
お通じがゆるいのが気になっていたけど、固形物をほとんど食べてなかったんだから当たり前といえば当たり前よね(^^;
午後からまたダンナがお見舞いに来て、テレビで一緒に競馬観戦。
途中で看護師さんが検温に来たんだけど、病気の奥さんの病室で競馬を見るダンナって、いったい彼女の眼にはどんなふうに映ったのでしょうか(笑)
~入院7日目~
ここまで経過もかなり順調。
朝の回診で、先生からも「明日退院で問題なさそうですね」と言ってもらえました(^^)
食事はこの日から全粥。やっと食べ応え出てきた感じで嬉しい♪
ますます咀嚼には注意したけど、問題なく食べられました。
しかし、7日目ともなると検査もなく朝からやることなし。。。
ひたすら本を読んだりゲームしたりDVD見たりして暇をつぶしてました。
こんなに長く入院するってわかってたら、もっといろいろできたのになんかもったいない!
結局DVDは全部で6本鑑賞。
一番おもしろかったのは「ツレがうつになりまして。」。
うつ病の話だけど、夫婦や家族の絆を感じられる、心がほっこりする映画でした♪
かたや東野圭吾原作で期待していた「夜明けの街で」はがっかり。
ちょっとはサスペンスかなと思ってたのに、深キョンのまったく色気のないラブシーンと岸谷五朗の不倫におぼれる滑稽なオヤジぶりがイタかった。。。
naoちゃんから原作本も借りてたんだけど、読む気もちょっと失せた。
昼食も夕食も問題なくたいらげ、看護師さんに翌日のスケジュールを確認して就寝。
このまま痛みや急変なく過ごし、翌朝普通の白飯で朝食を食べて問題なければ、朝の回診で先生から退院確定してもらえるとのこと。
合格発表を待つような気分で布団に入りました。
・・・が、入院生活最後になるであろう夜は、看護師さんたちの恋バナがあまりにうるさくて寝られず。。。
私も積極的に参加したいタイプですが、さすがに注意させていただきました(^^;
~入院8日目~
いよいよ退院予定の日!
朝ご飯にとうとう白飯登場~!!
やっぱりずっとお粥食べてると、白いご飯はかなり歯ごたえを感じるものなのね。
いつも以上によく噛んでしっかり完食。
胃の調子も特に痛くなったりむかついたりしませんでした。
朝食の途中で、早くも先生の回診。
私の様子をそれほど注意深く見る感じでもなく、「大丈夫そうですね~。じゃあ今日退院で!」と、あっさり退院確定が出ました(^0^)
実は週末にゴルフの予定を入れていたので、やってもよいか聞いてみると、「やってもいいけど無理しないように。それと、近くの救急病院探しておいてね」との回答。。。
救急病院探してまでやるのもなぁ。。。と思い、さすがに自粛することにしました(^^;
食事が終わった後は、退院に向けて、9時から栄養士さんの栄養指導。
退院後、どんなことに気を付けて、どんなものを食べたらよいか、詳しく教えてくれました。
胃ポリープの切除痕は胃潰瘍と同じ状態になるので、基本胃潰瘍の人と同じ食生活になるらしい。
アルコール、炭酸飲料、カフェイン、揚げ物、辛いもの、しょっぱいもの、消化に悪いものはできるだけ控えなくてはいけません。
全部が「禁止!」ってほどでもないんだけど、控えなくちゃいけないものがたーくさん!
アルコールはどうせ飲めないからいいけど、から揚げとかラーメンとかカレーとか、大好きなコーヒー牛乳も。。。
しかもそれをできれば3か月ぐらい続けてほしいと!
「えー!3か月も!?」と驚いたら、「とりあえず1か月ぐらいは続けて、そこから徐々に慣らしていくように頑張ってください」とのこと。
こうしてみると、私って胃に負担がかかるようなものばっかり好きなんだなーとか、なーんにも気にせずに好きなものを食べられるってすごくありがたいんだなーと実感。。。
だからって、「脱・こってり!」とか突然「マクロビ!」とか言わないけど、早く今までどおりおいしいものを食べられるように、しばらく頑張ってみようと思います。
栄養指導が終わって、入院費用の請求書を受け取ったら、帰り支度を整えていよいよ退院!
ナースステーションにごあいさつして、11時過ぎに病棟をあとにしました。
看護師さんたちはみんないつも明るくて、何か相談するとすごく親身に聞いてくれて、迅速に対応してくれました。
ま、ちょいちょい問題もあったけど、私たちのために一生懸命やってくれる姿はとても好感がもてました。
とても責任ある大変な仕事だけど、彼女たちの笑顔や献身が患者さんたちの励みになっているんだろうな。
1階のお会計で入院費を支払い(もちろんクレジットカードで!)、医療保険請求用の診断書をお願いして、すべての手続き終了。
こうして7泊8日の入院生活も無事終わりました!
思ってたより長丁場になっちゃったので途中不安になったりもしたけど、私のポリープはほんとに大きかったし、ここで切除しておいて本当に良かったと思う。
これから1カ月は食事制限に気を付けて、2週間後の診察までは、しばらくおとなしく暮らしたいと思います。。。
ちなみに入院1週間で、なんと2キロ減♪
むふふ。この調子でもっとやせるとよいな~(^^)
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました!!
はぁ~とんかつ食べたい。。。(T_T)
by mitan_booo
| 2012-05-17 17:53
| ひとりごと